猛暑による品質不良について

取引農家各位

いつもお世話になっております。

 

現在市場では猛暑による品質不良が急増しており、今回は特に、ししとうのヘタにカビが発生する事例が頻発しています。
この主な原因として、「水不足(水分ストレス)」の可能性が高いと考えられます。作物が水不足に陥ると株自体の抵抗力が低下し、収穫時の切り口などから菌が侵入、カビの発生に直結するためです。

この「水不足による株の抵抗力低下」は、ししとうに限った話ではありません。ピーマン、きゅうり、なすなど他の作物でも、同様の品質不良を引き起こす危険性が非常に高い状況です。
つきましては、ししとう生産者の皆様はもちろん、全品目の生産者の皆様におかれましても、ご自身の作物の品質と市場評価を維持するため、以下の点を参考に、通常期以上に十分な潅水を実施していただきますよう、強くお願い申し上げます。

 

 

【猛暑を乗り切るための潅水管理のポイント】

・潅水量
「表土が湿っているから大丈夫」という油断は禁物です。想像以上に土壌の乾燥は進んでいます。株の根域全体に水がしっかりと行き渡るよう、たっぷりと与えてください。

 

・圃場の確認
ご自身の圃場の土を実際に触って、水分状態をこまめにご確認ください。ハウス、露地、土質によって乾燥の度合いは大きく異なります。状況に応じた柔軟な水量調整をお願いします。

 

 

 

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

株式会社須崎青果 下村