農業経営セミナー『法人化に向けて考えるポイント』開催レポート

皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?『元気な畑のごちそう』株式会社須崎青果 代表取締役の市川義人です。
いつも須崎青果のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

先日は、お忙しい中、当社主催の農業経営セミナー『法人化に向けて考えるポイント』に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。

 

今回は、開催前にブログで私の想いを綴らせていただくなど、私自身にとっても特別な意味を持つセミナーでしたが、皆様の真剣な眼差しと活発なご意見に支えられ、無事に、そして非常に有意義な形で終えることができました。

ご参加いただいた皆様、そして素晴らしいご講演をいただいたHS経営コンサルティングの本田茂 講師に、心より御礼申し上げます。

 

法人化は「経営者意識の変化」から

セミナーでは、本田講師から「法人化」というテーマについて、多角的な視点からお話がありました。

単なる税金や経費の話に留まらず、法人の看板を掲げることで生まれる「経営者としての覚悟」や、それによって変わる周囲の目、そして金融機関や地権者からの「社会的な信用力」、さらには従業員を雇用し、その人生と共に歩むという責任とやりがい など、経営者の内面的な変化にまで踏み込んだ内容は、私自身も深く感銘を受けました。

特に、ご自身の経験や数々の事例に基づいたお話は、説得力に満ち溢れていましたね。

 

本音で語り合った「座談会」という時間

そして、セミナー後には、有志の皆様と本田講師を囲んでの座談会を行いました。

「実際、所得がいくらくらいになったら考えるべき?」
「税理士さんからは、あまり意味がないと言われたんだけど…。」
「従業員の独立を、会社としてどう支援できるだろうか?」

など、セミナー本編ではなかなか聞けないような、リアルで率直な疑問や悩みが次々と飛び出しました。

ある方は、法人化して税理士と毎月やり取りすることで経営の規律が生まれ、金融機関との関係が好転したという貴重な成功体験を語ってくださり、またある方は、万が一の時に従業員を守る社会保険や労災の重要性を実感を込めて話してくださいました。

このような台本のない「本音」の交換こそ、私たちが本当に大切にしたい時間です。皆様の経験の一つひとつが、他の誰かにとっての大きなヒントになる。そんな素晴らしい循環が生まれる瞬間を目の当たりにし、喜びの気持ちで胸がいっぱいになりました。

 

須崎青果は、皆様が丹精込めて作られた野菜や果物を、ただ取引相手に届けるだけの存在でありたいとは思っていません。経営の悩みを共に考え、学び、未来への挑戦を応援できる、そんなパートナーでありたいと強く願っています。

 

今回のセミナーと座談会が、皆様にとって少しでも明日への活力となっていれば、これに勝る喜びはありません。

 

今後も、皆様のお役に立てるような企画を考えてまいりたいと思いますので、どうぞご期待ください。