皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?『元気な畑のごちそう』株式会社須崎青果 代表取締役の市川義人です。
いつもホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私たちのグループには、大切にしているバリュー(価値観)の一つに「業務のクオリティを常に上げていく」という言葉があります。
生産者、消費者、そして従業員。
関わるすべての人にとって、昨日よりも今日、今日よりも明日、より良いサービスを提供できているか? その問いに答え続けることが、私たちの存在意義です。
2025年8月に実施した取引満足度アンケートでは、たくさんの方々から貴重な声をいただきました。今回、営業会議などを経て決定した「カイゼン」の内容を、私の言葉でご報告させていただきます。
1. 現場の「安全」と「利便性」というクオリティ
生産者の皆様が、毎日スムーズに、そして安心して荷物を預けられる環境。これはサービスにおける「土台」のクオリティです。
・野市出荷場の床滑り対策(完了)
「冷蔵庫の床が滑って危ない」というお声に対し、ダスキンのマットを試験導入しました。効果を検証した上で昨年12月に本設置を完了しました。「事故が起きる前に対処する」というスピード感を大切にしています。
・芸西西集荷場のシャッター改修(完了)
「シャッターが重くて相手が辛い」という声に応え、軽い力で開閉できる横開きの引き戸へ改修しました。身体的負担を減らすことも、農業の持続可能性に直結するクオリティ向上です。
・資材の在庫管理体制の強化(完了)
「必要な時に資材がない」という機会損失を防ぐため、管理フローを徹底しました。欠品で出荷が停滞するような事態を仕組みで防ぎます。
・年末カレンダーの配布徹底(ほぼ完了)
「毎年楽しみにしている」というお声を多くいただき、2025年末に(一部の品目を除いて)全件配布を完了しました。こうした小さな信頼の積み重ねも、私たちの業務の一部です。
2. 「透明性」と「正確さ」というクオリティ
「誰に相談すればいいか分からない」「基準が曖昧だ」といった不安は、取引の質を下げてしまいます。
・返品ルールとハネ基準の明確化(実施中)
2026年2月より、写真資料を用いた新しい選果基準を導入しました。現場と皆様の間の認識のズレをなくし、納得感を持って出荷いただける体制を整えました。
・担当者の周知および教育(実施中)
「誰が担当か分からない」という不安を解消するため、情報共有ツール「fudoloop(フードループ)」等で地区担当者を可視化しました。誰に対しても一定のクオリティで対応できる組織を目指します。
・事務作業のシステム化(導入済み)
出荷証明書などの必要書類について、人的ミスを排除するために自動発行・自動送信システムを導入しました。「人が頑張る」のではなく「仕組みで解決する」。これが、ミスを減らし、皆様をお待たせしないための「クオリティ向上」の形です。
3. 持続可能な経営のための「誠実な決断」
「より良いサービス」を提供し続けるためには、経営資源をどこに集中させるかという「選択」も必要です。検討の結果、実施を見送った事項についても、その理由を誠実にお伝えします。
・大規模な交流イベント(飲み会・旅行)の再開
若手生産者のニーズ変化や、広域にわたる送迎の困難さを考慮し、全体開催は見送りました。
・荷受け開始時間のさらなる前倒し
早朝の少量荷受けのためにスタッフを配置するコストが、全体の生産性に見合わないと判断しました。
・集荷場への屋根設置
集荷場への屋根設置は、生産者の皆様にとっては利便性向上になりますが、大型車搬入に問題が生じて集荷作業が滞る恐れがあるため、現時点では見送りました。
・資材の一律値下げ・相場を超えた価格設定
世界的な資材価格高騰の中、自社負担のみでの一律値下げは、経営基盤を揺るがし、結果として皆様への安定的な支払いを困難にするリスクがあります。また、市場相場を無視した販売も、青果流通全体の崩壊を招きます。適正な価格で販売し、適正な利益を皆様に還元し続ける「継続性」こそが、私たちが守るべき最大のクオリティだと考えています。
耳当たりの良い約束をするのではなく、守るべき一線を引き、その理由を誠実にお伝えする。それこそが、対等なパートナーとしてのクオリティだと信じています。
課題は「伸びしろ」現在進行中の変革
「暑さ対策」や「データの利活用(Excel提供など)」については、まだ解決の途上にあります。
特に倉庫の遮熱対策や、情報共有ツールの使い勝手向上は、私たちのプラットフォームが進化するための「伸びしろ」です。一度決めて終わりにするのではなく、常に「もっと良くできないか?」と問い続けていきます。
次なる進化へ。2月アンケート実施のお知らせ
さて、こうした改善のサイクルを止めることなく、さらに精度を上げていくため、2月中旬に再度「取引満足度アンケート」を実施いたします。
前回のアンケートから半年。私たちの対応は皆様の目にどう映っているでしょうか? まだまだ足りない点、あるいは新しく見えてきた課題が必ずあるはずです。
皆様からの回答は、私たちが進むべき方向を示す「コンパス」です。 お忙しい時期とは存じますが、ぜひ忌憚のないご意見をお寄せください。皆様からのご回答が、須崎青果というプラットフォームをより強く、使いやすいものへと変えていきます。
最後に
アンケートに書かれた一行一行は、皆様が私たちに寄せてくださった「期待」そのものです。
私たちは、いただいた声を真摯に受け止め、一つひとつを「仕組み」へと昇華させていきます。生産者、消費者、そして従業員。関わるすべての人が「須崎青果と関わってよかった」と思えるよう、これからも業務のクオリティを磨き続けてまいります。
株式会社須崎青果
代表取締役社長 市川 義人




