こんにちは!情報システム部の久保浦です。
凍てつくような寒さが続いておりますが、皆様ご無事でしょうか。
私はといえば、一歩外へ出れば命に関わると判断し、「自宅警備本部」(※自室)を設置し室内平和の維持に努めております。
この季節、私の自宅での行動範囲は床暖房が活発なエリアに限定される見込みです。
今日は生成AIについて書きたいと思います。
社内でもChatGPT・Geminiなどの生成AIを皆さんが使う頻度が増えてきました。
でもその一方で、
「試してみたけど、当たり障りのない回答しか返ってこなかった」
「結局、自分で考えたほうが早い気がする」
なんてガッカリした経験はありませんか?
実はそれ、AIの能力不足ではなく、『指示の出し方(プロンプト)』を少し変えるだけで劇的に改善される事が多いです。
そもそも、AIはどうやって「解答」を出しているの?
コツをお伝えする前に、少しだけAIの頭の中を覗いてみましょう。
AIは人間のように意味を深く理解して考えているわけではなく、実は膨大なデータの中から「次に来るのが最もふさわしい言葉」を選んでいく『言葉のつなぎ遊び』をしているようなものなんです。
例えば「昔々、あるところに……」と言われれば、次は「おじいさんとおばあさんが」と繋ぐのが一番しっくりくる、とAIは判断します。皆さんが入力するプロンプトは、AIにとっての「遊びのルール」や「完成図」です。
ルールが曖昧だとAIも適当な言葉を繋いでしまいますが、詳しく指示を出せば、AIはあなたの意図を汲み取り、驚くほど正確に言葉を繋いで「100点に近い回答」を完成させてくれます。
AIを使いこなす「3つの基本ルール」
1. AIに「役割」を演じてもらう
AIは何でも知っていますが、そのままだと「平均的な回答」しかしてくれません。
まずは『あなたは何者か』を定義してあげましょう。
ダメな例:
「新商品のキャッチコピーを考えて」
プロの例:
「あなたは伝説のコピーライターです。20代女性に刺さるキャッチコピーを5つ考えてください」
2. 「背景」と「目的」をセットにする
AIには「空気を読む」機能がまだありません。情報を補ってあげると、精度がグンと上がります。
誰に?
(例:ITに詳しくない新入社員向けに)
何のために?
(例:セキュリティ研修の参加率を上げるために)
どんな雰囲気で?
(例:親しみやすく、ユーモアを交えて)
3. 「出力の形」を指定する
最後のアウトプットをどんな形にしたいか、AIにワガママを言ってみてください。
例: 「300文字以内のメール形式で書いて」「比較表にして」「箇条書きで5つ出して」
そのまま使える!業務効率化プロンプト集
① 会議のメモから「議事録」を作る
■『あなたは優秀な事務局です。』
『以下のメモを元に、[決定事項 ・課題・要約]を整理して議事録を作成してください。』
■メモの内容を貼り付ける
② 角を立てずに「お断りメール」を作る
あなたは丁寧なビジネスパーソンです。以下の条件で、お断りメールの案を考えてください。
・内容:
[例:プロジェクトの提案]
・断る理由:
[例:予算やリソースが不足しているため]
・一言添えたいこと:
[例:提案自体は素晴らしかったので、ぜひ次回はお願いしたい]
さらに「100点」に近づくためのコツ
一回の質問で終わらせない事が大事です。
「AIからの逆質問」を誘う:
指示の最後に「このタスクを完璧にこなすために、私に足りない情報があれば質問してください」と付け加えてみてください。
「ブラッシュアップ」に使う:
自分が作った文章を貼り付けて「もっと説得力のある内容に修正して」と頼むのも非常に効果的です
おわりに:AIは、あなたの可能性を広げるパートナー
私がAIを触っていて一番ワクワクするのは、単に答えが返ってくるからではありません。
こちらが「もっとこうしたい」と伝えると、それに応えて次の一手を提案してくれる。
まるで、自分専用の優秀な相談相手が24時間隣にいてくれるような感覚です。
最初は50点の回答かもしれません。
でも、あなたが「もっと詳しく」「この視点を追加して」と対話を重ねることで、その回答は70点、90点、そして100点へと磨かれていきます。
正直に言うと、私たち情シスメンバーも、まだまだ生成AIを完璧に使いこなせているわけではありません。
皆さんと一緒に、試行錯誤しながら活用法を探っている最中です。
ですので、もし「こんな指示を出したら面白かった!」「このプロンプトで業務が楽になった!」といった発見があれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。





