皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?『元気な畑のごちそう』株式会社カネエイ 代表取締役の市川義人です。
いつもホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私のブログでは、ときどき映画を題材にしたお話をさせていただいています。私の考え方や価値観が映画から強い影響を受けているからでしょう。
もし誰かに「どんな映画が好き?」と聞かれたら、私は「観終わった後、人生に新しい気づきや発見をくれる映画」と答えるようにしたいですね。映画を通して、自分自身の生き方や社会への理解を深め、発想を転換するきっかけを得ることに、大きな喜びを感じるからです。
こんな風に偉そうなことを言いながらも、映画を観るのは月に1・2本程度。なかなか時間が取れないのが現状で、本物の映画ファンの方々に比べれば、まだまだ駆け出しの「映画好き」に過ぎません。
実際、あれだけ話題になっている映画『国宝』もまだ観ることができておらず、先日もお取引先の女性に「映画好きなのに、どうしてまだ観てないんですか!」と驚かれてしまいました。彼女はその作品に深く感動し、もう3回も観たそうです。
そんな私がおすすめを語るのもおこがましいのですが、「今年観た映画で一番の推しは?」と聞かれたら、断然お伝えしたい作品があります。
今年の1月ごろに地元の映画館「キネマM」で上映されていたアニメーション映画『ロボット・ドリームス』です。
「大人がアニメ?」と思われるかもしれませんが、これはまさに、人生の酸いも甘いも噛み分けた「大人」にこそ観てほしい作品です。
👍この映画のおすすめポイント👍
①卓越したアニメーション
演出スペイン制作の作品ですが、海外アニメにありがちな大雑多さは一切なく、非常に滑らかで心地よい動きに驚かされます。「重さ」や「重力」の描写が丁寧で、例えばロボットが入った箱の「動かせないほどの重さ」がしっかり伝わってくるからこそ、その後の展開に圧倒的な説得力が生まれています。
② 物語とシンクロする素晴らしい音楽
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの『セプテンバー』が、ピアノアレンジや口笛など、形を変えて全編に散りばめられています。音の一つひとつが場面にぴったりと合い、物語と見事にシンクロしているのが非常に心地よいです。
③ 作品が描く「人生の真理」
「今の自分が誰かと幸せに過ごせているのは、過去の出会いや別れ、失敗、痛み、後悔のすべてが積み重なっているからである」――そんなメッセージを受け取りました。それぞれの人生が続いていくことを肯定するラストシーンは、非常に深く、大人な着地だと感じました。
ネット上では「号泣した」という声も多く、検索すると驚くほど涙している方の動画が出てきます。もしかすると、似たような経験や想いを抱えて生きている人の心に、深く刺さる作品なのかもしれません。
この映画を観た後、「今の自分は過去の積み重ねの上に存在している」と強く実感しました。だからこそ、これまでの歩みを力に変えて、明日へと続く健やかな毎日を大切に過ごしていきたい。
過去を慈しみながら、より良い未来を、食卓を囲む皆様と共に描いていきたい。私たちはこれからも、高知の畑で育った豊かな恵みを皆様へつなぐ「架け橋」として、真心込めた一歩を積み重ねてまいります。
公式ブログとしては少し私的な内容になったかもしれませんが、お家でのリラックスタイムや、年末年始のお手すきの時間がありましたら、ぜひご覧いただきたい一本です。
来年も、たくさんの素晴らしい作品に出会い、そこでの気づきを皆様に共有していければと思います。どうぞ良いお年をお迎えください。






