ご無沙汰しております、販売の明神です。
ここ数日、高知も朝晩の冷え込みが著しく、くしゃみをしたり咳をしたりする人が増えてきました。
ついこの前まで真夏のような暑さだったのに、一気に冬を迎えた気分です。
去る10月6日は、中秋の名月でした。
我が家からも、まぶしいくらいの満月を見ることができて、家族みんなで喜んだことです。
さて、10月に入り、高知県産青果物にもいろいろな動きが出てきました。
今回はその中でも、秋~春にかけて最盛期を迎える、
ピーマン
についての内容を少し書き連ねたいと思います。
高知は全国3位のピーマン出荷量を誇る産地です。
これから先、「ハウス栽培」でのピーマンが主流となり、全国の皆様へお届けしていくようになってきます。
あまり知られていないですが、実は真夏の時期、ハウスを要しないいわゆる「露地栽培」、また、雨風の被害を抑えるため、簡易ビニールハウスを用いた「雨よけ栽培」も、高知では行っています。
販売先各社から、箱の色の違いをよく聞かれるので、良い機会だなと思い、この場を借りて発信させていただきます。
まず 青いの
こちらは、前述の、「雨よけ・露地栽培」専用のDB
主に夏、6月~9月を主な出荷時期とし、10月いっぱいまで収穫が行われる商品です。
続いて緑の
こちらは、これからの時期、10月~5月を主な時期とし、6月いっぱいまで収穫が行われる、「ハウス栽培」のもの。
消費者の皆様にはピンと来ないかもしれませんが、青果物流通においては、栽培方法で「新しい作のものか、否か」によって、取引価格が変わります。
今の時期に当てはめると、「雨よけ・露地栽培=ひねもの」、「ハウス栽培=新物」という判断になります。
「これから出荷が終わっていくものか、増えていくものか」という将来性と、植物としての樹勢の強さが、商品に直結してくるため、新しいものほど高く、需要も大きいという判断基準になります。
とはいえ、どうしてもひねものと新物が混在するタイミング(まさに今時期)があるため、取引先の皆様が、一目見てわかるように、同じピーマンでも、デザインカラーを分けているんですね。
この取り組みは今期から始めましたが、軒並み好評で、大量の商品を取引する中、販売先の荷下ろしや販売の段階で、スムーズに行えると好評をいただいています。
流通業に携わるものたるや、取引先や仕入れ先との情報伝達、取引内容を少しでもスムーズにしたいという願いは、どの企業・団体も同じ。
こんな少しのことからでも、関係各所と有益になる改善は今後も行っていこうと考えています。
いよいよこれから先は、ハウス栽培がメインとなります。
元気な畑のごちそうのピーマン、店頭で見かけた際は、ぜひお手に取っていただければと思います。
青いの?緑の?
[Date]2025.10.25 [Category]ブログ





