デザインのおはなし。

[Date]2021.09.10  [Category]ブログ

こんにちは、カネエイ販売員 明神です。

 

コロナウイルスの感染拡大が依然深刻で、出かけることもできないまま、夏休みを過ごされた方も多かったのではないでしょうか?
9月に入り、弊社の所在地である高知県も、朝晩はかなり気温が下がり、上着が必要になってきました。

季節の変わり目、体調を崩さないように気を付けたいものです。

 

さて、暦の上ではすっかり秋。

秋といえば芸術の秋。

本日9月10日は、芸術分野において、大人も子供もみんなが知っている、あんなものやこんなものを生み出した方のお誕生日だったりします。

 

「とんぼのめがね」を手掛けた作曲家 平井康三郎さん      

https://www.youtube.com/watch?v=4xI7fD1_US4

「かもめの水兵さん」を手掛けた童謡作詞家 武内俊子さん

https://www.youtube.com/watch?v=i_061oqXDQE

ゲームボーイを開発した、ゲームデザイナー 横井軍平さん

映画シリーズ『ハリーポッター』や、『ホームアローン』、『ミセス・ダウト』、『ナイトミュージアム』などの監督や製作・脚本を手掛けた、クリス・コロンバスさん

 

など世代を問わずに愛され、みんなが知っている作品を世に放った人たちが、ずらりと並びます。

 

我々「元気な畑のごちそう」グループも、年齢・性別問わず愛されるよう、日々試行錯誤を続けているのですが、その中でも今回は

 

「デザイン」

 

についてお話ししようと思います。

「元気な畑のごちそう」といえば↑のロゴですが、この印象的なロゴに秘められた意味や想いはこちら↓で詳しく記載されているので、見ていただければと思います。

https://www.genkibatake.co.jp/about/

 

青果業界のデザインは、作物のリアルなイラストが印刷されていたり、力強く達筆で書かれたものだったり。

弊社もその例外ではなく、以前は現在のようなポップなものではなく、どちらかというと、上記のような印象があったように思います。

社内に以前のデザインデータがいくつか残っていたので、少しですが現在のデザインと見比べてみましょう。

 

弊社のデザイン遍歴(一部)  

ナス

オクラ

 

ご覧の通り、大きく踏み込んだデザイン変更になっています。

デザイン総入れ替えに尽力してくださった、デザイナーの方とお話しする機会があったので、気になる質問をぶつけてみました。

 

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★デザイナーさんに聞いてみた★

デザインを刷新するに至ったそもそものきっかけは?

⇒「元気な畑のごちそう」の会社側から打診を受けた。

一目見て「元気な畑のごちそう」の商品であるということが分かるよう、とにかくインパクトのあるものにガラッと変えたい、との要望でした。

 

デザインをするうえで最も意識したところは?

⇒前述のオーダー通りの「インパクト」はとても注力しました。

それまでの採用されていたデザインも、目立ってカッコ悪いモノでもなかったのかもしれないですが、競合他社から抜きんでたモノを求められているようだったので、思い切って今回のような方向性に舵を切りました。

 

流通業界における「良いデザイン」とは?

⇒青果流通業のように、箱の中身が多彩で日持ちがせず、瞬時に内容物を認識し、迅速な荷分け・配送作業が求められる場合、大事なのは

「作業効率への貢献」。

 

旧デザイン↑のように、パッと見た印象がほぼ変わらないものだと、いろんなものが同じ場所に置かれた場合、

「文字を読まなければ何の箱なのか分かりにくい」

という作業コストが発生するわけですが・・・

現行デザイン↑の場合、内容物がアイコン化されたイラストが入っていることと、色分けがされていることから、

「文字を読まなくても何の箱かわかりやすい」

デザインになっています。

この工夫により、直感的な判断と内容把握が可能になり、荷造り作業の効率化にも貢献できていると思います。

 

反応はどうでしょう?

⇒以前、「元気な畑のごちそう」の取引業者の方々と交流する機会があり、その時にとても褒めていただいきました。

可愛くて、わかりやすく、とてもダイレクトに魅力が伝わってくる!との嬉しい反応があったように記憶しています。

社内からの反応も良く、モチベーションアップにも貢献できたように受け止めています。

 

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自分たちが使っている資材にも、いろんな人の気持ちや考えがギュッとつまった大切なものであることを、改めて認識することができました。

業務内容に特化した内容を書いてきましたが、やはり我々が一番考えなければならないことは

食事として消費される方に対して、何かしらのメリットがあること。

このデザインも、店頭で手に取っていただいている方や、今この記事を読んでくださっているアナタにとって、「良いもの」であってくれたらいいな、と思っています。

そして、今まで以上にこのロゴマーク

が、日本中に広まってもらえるように、日々業務に取り組もうと思います。

 

今回はわれわれ「元気な畑のごちそう」の資材デザインに関してのお話でした。

 

それではまた、お会いしましょう。